100年経っても、LOVEまつやま

公益社団法人松山青年会議所のホームページです。

JCI松山とは

理事長所信松山青年会議所 第70代理事長 河野 公宏からのメッセージ

2020年より世界を震撼させ続けている新型コロナウイルスの感染拡大は、日本経済のみならず社会のシステム、人々の生活に大きな影響を及ぼし、経済・雇用が不安視する中で、働き方が変わり教育のあり方、地方と都市部でのあり方、私たちの事業のあり方にも変革が求められている。
近年、首都圏への一極集中が続いていたが、2020年4月の緊急事態宣言発出以降、地方から首都圏への人口流出が減少し、地方でのテレワークを志向する人の増加など新型コロナウイルスにより、世の中の流れが大きく変わってきた。
今後、ウィズコロナ、アフターコロナの時代を迎えるうえで、私たち青年は、地域の課題に目を向け、地域の魅力を磨き上げ、責任世代として、その課題を解決し希望ある社会を構築しなければならない。

はじめに

私は、サラリーマン家庭に生まれ、大学進学で松山を離れて生活するまで家族や友人、地元の人たちに支えられてきた。しかし、いざ松山を離れ生活をすると、改めて松山の良さを実感した。他の地域から来た友人に松山のことを知ってもらいたい。他の地域に負けたくない。そんな郷土愛を持たせてくれたのは、松山の魅力そのもののおかげだと気が付いた。福岡の大学へ進学した当初は、大学卒業後に地元松山へ戻ることを心に決めていたが、福岡での生活に慣れ、今後の人生を考える段階になり、松山へ帰るという想いを失いかけたこともあった。そんな中、これまで支えてくれた地元の人たちが、毎年祭りの時期になると必ず電話をくれ「今年も祭りには帰って来いよ。場所空けて皆待っとるぞ。」と地元を離れた私をいつも気にかけてくれていた。私は、やっぱり松山に帰ろう。地域に育てられ、今がある。今度はいつか地域に貢献したい。そう思い、生まれ育った松山へ戻ることを決意した。
松山へ帰郷した私は、地元の運送会社に就職し、物流システムの開発業務を担う仕事に就いた。そして、新たなる挑戦とし2010年27歳の夏、今の会社へ転職。そこでJCという言葉、青年会議所という団体を初めて知り、2014年に松山青年会議所に入会する機会をいただいた。ちょうど公益社団法人日本青年会議所第63回全国大会松山大会の開催年でもあり、昼夜を問わず、住み暮らすまつやまの為に本気本音の運動を展開する先輩諸兄姉の姿が、とても輝いていたのを鮮明に覚えている。

~意志のあるところには道は拓ける~

これは、アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンの言葉。私の座右の銘でもあり、どんなに困難な道でもやり遂げる意志さえあれば必ず道は拓けるという言葉。道は出来るものではなく、創るもの。

夢は大きく志高く

40歳までというタイムリミットがある青年会議所。異なる環境下で生きてきたメンバーと同じ理念を掲げ、共に汗をかき、世のため・人のために、先輩諸兄姉からの灯火を絶やすことなくこのまつやまで運動を推し進めてきた松山青年会議所は、2022年には70周年という節目の年を迎える。2020年より世界で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症の影響は大きく、私たちがおこなう事業のあり方も大きく変わってきた。
今、私たちの運動に何が必要なのか。これからのまつやまを明るく照らすためにも、私たちが率先し、夢を大きく持ち、志高く行動していかなければならない。

~次代を創る先駆者となれ~

松山青年会議所のこれまでとこれからに向けて

1952年、42名の同志が相集い全国で37番目に設立された青年会議所として、松山青年会議所はその歩みを始めた。創立以来、絶えることなく、率先し道を切り拓き、時代とともに変わりゆく地域社会の未来を見据え、その歩みを進めてきた。この運動を止めることなく、次代へ継承していくことが私たちの責務である。人が一人だけで出来ることには限りがある。共に協力し合い、互いの個性や強みを認め合い、パートナーシップを形成することで、人の力は2倍にも3倍にも活かされる。私たちは、これまでの運動・事業を再度検証するとともに、松山青年会議所として、これから10年間の未来を見据え次代へと理念を紡ぐ節目の1年。過去を知り、感謝をし、そして未来を創る。そんな新たな運動を展開していきたい。

強靭な組織づくり

2014年に公益社団法人となり2021年より法人格の検証作業がおこなわれている。引き続き私たちが地域から信頼される組織であり続けるためにも総務、事務局は組織を動かす中で重要であり質の高い運営が必要となる。その為には、定款・諸規則の精査をしっかりとおこなったうえで各事業においては法令違反がないか見極めていきたい。また財政局では公益目的事業、収益事業等、法人会計の透明化を図り、公益目的事業比率を管理していくとともに、事業の予算・決算を厳しく審査し、併せて費用対効果についても議論を重ねる必要がある。
そして、全体の監査についても外部から監事を招聘し、より健全かつ強靭な組織づくりをおこないたい。

次世代を担う人材の発掘へ

青年会議所は、さまざまな機会を提供してくれる。私たちは、その青年会議所の活動で得た人脈やネットワークを活かした新たな事業を創造しなければならない。青年会議所に入会させることが全てではない。青年会議所というツールを活用し、このまつやまの未来を明るく輝かしく描けるかが重要であり、それを牽引するのが我々の責務である。まつやま在住の若手経営者の人材育成を通じた、まつやまの次世代を担う人材の発掘をおこないたい。

戦略をもった広報活動

近年はSNS等の利用拡大が増え、私たちの活動を発信する場所は広がりを見せている。松山青年会議所としての広報のあり方を見直し、社会公共性を高め、時代に即した戦略的な広報活動を展開したい。また私たちの運動、事業の認知度を向上していく為にも、各事業では“公益社団法人松山青年会議所”を全面に打ち出し、地域の皆さまにとって青年会議所をより身近な存在として認知いただけるような広報活動とするためにも、わかつばき、MJC等を含め改革をおこなっていきたい。

明るいまつやまを目指して

地方創生なくして日本の未来はない。2014年に政府は「まち・ひと・しごと創生本部」を設置し、地方の人口減少、少子高齢化による地域の存続についての分科会を開いた。そこでは、2050年には人口1億人を割ってしまう予測がなされており、地方創生が重要であると見解が示された。そして新型コロナウイルスの発生により、人や物の流れの停滞が発生し、経済活動も停滞しつつある。こうした混乱した社会における課題の解決には自助・共助・公助の連携が必要であり、未曾有の危機であるからこそ大きな変革をもたらすことができる。地域活性に向けこのまつやまの地域資源や課題を調査・研究し、まつやまらしい事業を創造していきたい。

未来の子どもたちのために

2020年8月に、ある企業が実施した「3歳から6歳の時期の子育てに関するアンケート」では、コロナ禍において家庭での子育てに関する悩みや困りごとが増えたとの回答が増加している。子育ては親だけが担うものではない。子どもを育てることは、未来のまつやま、日本を支える人材を育てることにつながる。子ども・若者の貧困問題は、臨界点に達し、以前より困窮している世帯は一層過酷な状況に追いやられ、貧困とは無縁であった世帯も困窮に追い込まれる例は少なくない。松山青年会議所としてこれまでの青少年育成に於ける取り組みをただ延長するのではなく、今の状況下で何ができるのかを考え、未来の子どもたちのための運動を展開していきたい。

持続する・成長する組織であるために

松山青年会議所の会員減少は喫緊の課題であり、基本運動である会員拡大は急務である。対面での活動が減少した昨今、今まで以上に青年会議所の価値が問われる時が来ており、松山青年会議所が持続した活動を今後展開していくためにも、一人ひとりが魅力を伝えられる組織にならなくてはならない。100人いれば100通りの魅力があるべきで、その魅力を体感するには多くの機会を自らが獲得しなければならない。その機会はメンバー全員に平等に与えられておりメンバーである特権でもある。日本青年会議所や地区、ブロックへの出向、各地県内外で開催される大会など、ちょっと無理をして背伸びをし、外の景色を見ると視点、人間関係、スピード感が変わってくる。メンバー全員が機会を活かし成長しつづける場でありたいと考える。

地域を明るく照らす事業再構築へ

松山青年会議所の一大事業でもある大名武者行列と城山公園堀之内地区での事業を中心とする松山春まつり(お城まつり)は、2020年・2021年度は、悔しくも開催することができなかった。しかしこれまで地域を明るく照らしてきた運動を諦めるのではなく、これまで長年先輩諸兄姉が紡いできた事業を再度検証しこれからの未来を照らす事業として再構築を図りたい。また、創立60周年記念事業として誕生した道後温泉一番走りを今後10年まつやまの核となるインパクトある郷土愛溢れる事業へ転換していきたい。

災害への備え、友好LOMとの連携

近年、地震や台風などの自然災害による規模が大きくなっているように感じる。2019年に防災協定を締結した一般社団法人大分青年会議所とは、いつ何時でも協力しあえる関係を構築し続け、災害時に関わらず日頃より連携を強化し合わなければならない。また、公益社団法人八戸青年会議所とは、1986年に八戸青年会議所より河村忠夫先輩が日本青年会議所会頭として出向された際に、松山青年会議所より日野二郎先輩が出向されたことから始まり、2014年に公益社団法人日本青年会議所第63回全国大会松山大会を開催した翌年、公益社団法人日本青年会議所第64回全国大会東北八戸大会を主管されるなど、深いつながりがある。この連綿とつながる北の八戸、西の大分を始めとする他LOMとの連携を絶やすことなく関係の構築を継続していきたい。

結びに

このまちに青年会議所があって良かったな。そう思ってもらえる団体であるために、「100年経っても、“LOVEまつやま”の実現に向け能動的に行動する。自分一人ではできないことも、志同じくする松山青年会議所のメンバーの確固たる信念を持った行動が共感を生み、周囲の行動を変えることができる。
私たちは、地域のリーダーとして、また青年経済人として、自らを律し、絶えざる自己研鑽が求められている。失敗を恐れず挑戦し、未来を見据え混沌とする今の情勢を乗り越えていかなければならない。
メンバー、それぞれが未来を描く主人公となって欲しい。それがこれから先のまつやまの未来を創る一歩につながる。

夢大志高
〜次代を創る先駆者となれ〜