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活動報告

2012年9月24日(月)事業報告

第29回まつやま市民シンポジウム



9月8日(土)ひめぎんホール(愛媛県県民文化会館)サブホールにて第29回まつやま市民シンポジウムが開催され1000名以上の市民の方々が参加されました。メインシンポジウムでは講師に落合博満氏をお招きし「今明かされる「オレ流采配」の真実~ことばのちからでつくる勝てる組織~」と題しご講演していただきました。開始直前には会場が満席に近い状態となり落合氏の人気の高さと市民の方々の野球の街まつやまに対する関心の高さを実感いたしました。講演の中で落合氏は監督時代の選手とのエピソードなどユーモア一杯に話していただき市民の方々も笑顔で応え、会場が一体になっての講演会となりました。質疑応答では落合氏の丁寧な回答で時間をオーバーするほど盛り上がりました。講演終了後に市民の方から毎年参加しているが今年はとても良い会だったので今後もこのような会にして欲しいとの要望を頂きました。当日は東日本大震災支援のための募金活動骨髄バンク登録会も開催され多くの市民の方々からの善意も頂きました。

松山JCでは、市民意識の変革を目指して、これまで過去28回の市民シンポジウムを開催しました。今年度はこれまでのシンポジウムの歩みを振り返り、先輩諸氏が脈々と受け継いでくださったこの事業の歴史に敬意を表するとともに、2014年に開催される公益社団法人日本青年会議所全国会員大会松山大会を見据え、「ことばのちから」を感じることのできるまつやま市民シンポジウムの開催が求められていると考えました。

ベースボールを野球と訳したのは松山出身、小説「坂の上の雲」の主人公のひとりである俳人正岡子規ともいわれています。高校野球の全国大会では、松山商業高校の「延長18回再試合」「奇跡のバックホーム」や新田高校の逆転サヨナラホームラン「ミラクル新田」など、今でも語り草となる数々の名勝負を演じました。2004年の春の選抜高等学校野球大会においては、済美高校が、初出場・初優勝をはたし、校歌の一節にもある校訓「やればできる」は当時の流行語にもなりました。近年、松山市政においてはプロ野球ヤクルトスワローズのキャンプ誘致や地方球場としてはめずらしい2度目のオールスターゲーム誘致の成功など、野球をキーワードとしたまちづくりを推進してきました。これらにより松山市は市民の野球に対する関心が高い街と言えます。そこで、松山市民の皆様が、野球と正岡子規の関わりが深い事などを再認識し、「野球」と「ことばのちから」をキーワードにすることで、コミュニケーション能力を向上させ、人間力、行動力、説得力のあふれる人間となると同時に、地域への愛着や誇りを感じていただくことを目的としました。また来場された市民の皆様にはアンケートを実施し、今後のJC活動の企画・運営、また地域振興に繋がる市政に役立てて参ります。全国会員大会松山大会でも野球をテーマにした記念事業も検討されています。
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