サマコン（サマーコンファレンス）とは、公益社団法人日本青年会議所の運動を広く発信する場で毎年夏に開催されています。各界を代表する著名な講師をお招きして政治・経済・社会など様々なジャンルのフォーラム・セミナーを行い意識の喚起を行います。本年度は四度目の国難となる東日本大震災と原子力発電所事故により、わが国は大きな岐路に立っています。本年のサマーコンファレンスでは、国難に直面した今こそ、課題に正面から向き合い、挑み、励まし合い、人のつながりを大切にする日本人の根底にある精神性や価値観である日本のプリンシプルを呼び覚まし、「凛然とした誇りある国」日本の創造に向けた国民意識を喚起するとともに、それぞれの地域社会へもち帰り行動することを目的としています。

２０１２年７月２１日（土）と２２日（日）の２日間にわたり横浜の地にてサマコン（サマーコンファレンス）が開催されました。松山ＪＣからは３３名のメンバーが参加いたしました。２０１２年７月２１日に国立大ホールにて開催のオープニングには公益社団法人日本青年会議所の井川直樹会頭がパネリストとなり北康利氏をゲストにお迎えしプリンシプルについて考え今の日本が忘れてしまっている大切なものを紐解き誇りある日本への道筋を考えました。その後のメインフォーラムでは国際司法裁判所判事で皇太子徳仁親王妃雅子様の実父である小和田恆氏に基調講演をしていただきました。オランダ在任中に日本を海外から客観的に見てきた立場から日本人の震災後の対応の素晴らしさに世界から尊敬され注目されている現状など我々に様々な含蓄のあるお話をしていただきました。その後のパネルディスカッションやフォーラムなどには多数の参加者が集まりました。夜には松山ＪＣのＬＯＭナイトが中華街にて開催され多くのＬＯＭの皆様にご来訪いただきました。中華街ということもありブルース・リーに扮した今城事務局長や中華面をつけた天野事務局次長らが場を盛り上げてくれました。そして井川直樹会頭が２０１３年度会頭予定者となった小畑宏介副会頭（秋田ＪＣ）と会務担当常任理事の浦田一哉君（浦安ＪＣ）を引き連れ松山のメンバーがいてくれるから自分が会頭をできると感謝の言葉を述べられ我々を激励していただきました。その後には台湾ＪＣの会頭をはじめとする台湾ＪＣメンバーにもご参加いただき素晴らしいＬＯＭナイトとなりました。翌日の２２日にはメインフォーラムⅡがあり、その後に開催のクロージングでは井川会頭より無関心ではいけないとの力強いメッセージがありました。震災後という新たな時代に生きる我々は当事者意識を持って問題に立ち向かわなければならないと感じました。最後にはゲストにシンガソングライターのＫＯＫＩＡさんをお招きし素晴らしい歌声を披露してくれました。この日はＫＯＫＩＡさんの誕生日ということもあり井川会頭よりサプライズでバースデーケーキのプレゼントがありました。ＫＯＫＩＡさんからＪＣのテーマソングの披露もあり思い出に残るサマコンとなりました。