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活動報告

2011年11月24日(木)例会報告

10月例会  ~「リーダー」を考える~



10月18日火曜日、南海放送テルスターホールにて、公開例会「生きる道標」の最終回となります10月公開例会「『リーダー』を考える」を開催しました。



まず、拙い内容であったにも関わらず、公開例会3回すべてご出席頂きましたメンバーの皆様を始め、シニアメンバーの皆様、そして市民の皆様に感謝申し上げます。誠にありがとうございます。

今回は、愛媛大学リーダーズスクールの皆様にご協力頂いて実施致しました。愛媛大学リーダーズスクールは、学生リーダーや将来リーダーになり得る学生を支援・教育することで、人間的な成長の促進、一般学生を率いることによる大学の活性化、社会におけるリーダーシップ発揮による社会貢献を目指す取り組みをされておられます。こうした「リーダー」に特化した授業を行っている大学は、全国でもたいへんめずらしく、企業団体からも注目されております。


ファシリテーターに愛媛大学秦教授様、泉谷助教様にお願いして、リーダーズスクールから、愛大生10名ご出席頂いて、「リーダーシップとカリスマ性」をテーマにディスカッションを行いました。100名ほどの来場者を巻き込んだ形での討論会となりましたので、深く掘り下げたような議論が出来なかった面もありましたが、いろんな角度からの意見が飛び交い、ある程度の「気づき」は得られたのではないかと思います。



秦教授が言っておられましたが、組織や時代によって、求まられるリーダー像は違います。皆様それぞれが属される組織に必要なリーダーとはどうあるべきか把握しなければなりません。そして属する人々を導くために、まず「自分」を知ることが大事であると考えます。プライドや虚栄心を捨て去り、謙虚に素直に自分を見つめることができるかどうかが、もっと重要な要素と考えます。そして「自分に厳しく、人にはやさしく」―この単純な事が実施できない人間に、古今東西、リーダー足り得たことはありません。私自身、来年で卒業ではありますが、青年会議所の信条にあります「修練」をこれからも多く積み、自分の器量を磨いていきたいと考えております。


今回10月例会を含め3回の公開例会を通じて、人が、いつの時代でも変わらず、生きていくうえで大事なことは何かを探求する内容の例会を実施させて頂きましたが、十二分にお伝えできなかった点が多く、反省しております。現実社会において、3月11日に東日本大震災が発生し、被災された市民の皆様の、思いやりある、雄々しい姿から、生きていく上で必要なものを得たのではないかと思います。閉塞感漂う社会ではありますが、日本人であることに感謝し、信じ、より良い社会実現に向けて、一人ひとりが出来ることを見つめ、懸命に生きていくことが大事であると考えます。

人は人に必要とされるから「生きて」います。そして団体もまた、地域社会に必要とされなければ存在し得ません。地域社会に必要なものを把握し、必要な事業を計画実施することが、社会に必要とされる団体であり続けるもっとも重要な要素と考えます。当年度、道しるべ委員会は、公開例会という手段を用いて、今、社会に必要なものを訴えさせて頂きました。しっかりとお伝えできなかった点が多かったと反省しております。ぜひ次年度は、さらに社会情勢を十分に把握し、市民に必要とされる事業を実施して頂けたらと思います。

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